2011年5月15日日曜日

【読書メモ】【経済学】市場を創る



「大学院ではミクロ経済学を専攻しよう!」と考えたきっかけとなった本.

ダッチオークションから始まり、著者が関わった電波周波数帯オークションまで市場を真摯に観察し、経済学的に分析、そして設計しようとする姿勢が随所で伝わってくる名著だと思います.
経済の大学院のコアコースでは、数学的な知識を習得するのにかなりの時間を割きますが、本書を読めば、その数学の習得の先におもしろい分析ができるのではないかという期待が高まってきます.つまり、オークションがいかに機能するのかを理解し、新しい取引メカニズムを生み出すのに、経済理論がいかに役立っているのかを知ることができるところが本書の大きな魅力だと思います.

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